はじめてのスノーシュー|北八ヶ岳・坪庭で雪山デビュー(服装・レンタル・当日の流れ)

雪と霧氷に包まれた坪庭の道
登山ガイド 比留間雄太

この記事を書いた人

比留間 雄太八ヶ岳の登山ガイド

八ヶ岳の麓・茅野市に暮らし、苔や花をめぐる「ゆっくり山歩き」をご案内しています。屋久島で森・山・カヤックのガイドを経て、八ヶ岳へ。

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雪山を歩いてみたい。でも、寒さや体力、道具のことが心配。そんな方の最初の一歩に向いているのが、スノーシューです。

八ヶ岳の登山ガイドが冬(1〜3月)にご案内している、はじめての方向けのスノーシューのコースと、よく聞かれる心配ごとへの答えをまとめました。

  • ロープウェイで雪山へ:北八ヶ岳ロープウェイで、標高2,237mの山頂駅まで上がります
  • 道具は借りられます:スノーシューとストックのセットで¥3,000(予約制)
  • 1名から開催:おひとりでの参加も、ご家族やご友人とでも
目次

はじめてのスノーシュー、どのコースを選ぶ?

はじめての方におすすめしているのは、次の3つです。体力に自信がなければ、まずは坪庭から。

坪庭スノーシュー(半日)|いちばんやさしいコース

  • 歩く時間:約1時間(集合から解散まで約3時間。残りは、スノーシューの練習や雪遊び、自然観察、ロープウェイの時間)
  • 道のり:約1km、標高差は約25m。山頂駅のすぐ前に広がる坪庭を一周します
  • 時間:午前 8:30〜11:30/午後 12:30〜15:30(北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に集合・解散)
  • 料金:2名以上でご参加なら、おひとり¥12,000(スノーシュー・ストックのレンタル代込み)。1名から開催します(当日おひとりだけなら¥18,000)

冬の北横岳(日帰り)|山頂まで歩く雪山入門

  • 歩く時間:約3時間30分(集合から解散まで約5時間)
  • 道のり:山頂駅から坪庭、北横岳ヒュッテを通って、南峰・北峰(2,480m)へ。歩く標高差は約250m
  • 大切にしていること:「登ること」よりも「安全に歩けること」。雪道の歩き方や寒さへの対応を確かめながら進みます
  • 料金:2名以上でご参加なら、おひとり¥19,000(レンタル代込み)。1名から開催します(当日おひとりだけなら¥23,000)

冬の入笠山(日帰り)|なだらかな雪道で、最初の一歩

  • 歩く時間:約2時間40分(集合から解散まで約4時間15分)
  • 道のり:ゴンドラで山頂駅へ上がり、入笠湿原を通って入笠山(1,955m)の山頂へ。地形がなだらかで、八ヶ岳の主稜線より風や寒さが穏やかな日が多い山です
  • 料金:2名以上でご参加なら、おひとり¥19,000(レンタル代込み)。1名から開催します(当日おひとりだけなら¥23,000)

スノーシューやストックをお持ちの方は、どのコースもレンタル代の¥3,000を引いた料金になります。

よく聞かれる心配ごと

体力に自信がありません

坪庭スノーシューは、山頂を目指さない半日のコースです。歩く時間は約1時間で、登り下りの少ない道です。はじめにスノーシューの付け方と歩き方を練習してから歩きはじめます。

坪庭の雪の上に寝ころぶ参加者
雪の上に寝ころんで、空を見上げる

道具を持っていません

スノーシューとストックはセットで¥3,000で借りられます(コースの料金に含めて表示しています)。厚手の手袋(¥500)なども、予約制で借りられます。お申し込みのときにお知らせください。

靴は、ふつうの登山靴より、暖かくてしっかりした防水のスノーブーツがおすすめです。足が冷えにくくなります。

寒さが心配です

雪山では、止まると一気に冷えます。いちばん大切なのは「防寒」です。

  • 肌に直接着るもの:化繊かウールのシャツ。汗で濡れても冷えにくいウールがおすすめです。綿は避けてください
  • 手袋は2枚:厚手の防寒・防水の手袋と、その中にはめる薄手の手袋。写真を撮るときも素手にならずにすみます
  • 頭と首:ニット帽とネックウォーマー
  • 温かい飲み物:保温ボトルに入れて
  • スマホ:寒さで電池が急に減ります。内ポケットで温めておきましょう

持ち物の一覧は、装備リスト(雪山・スノーシュー)で確かめられます。印刷もできます。

トイレはありますか?

ロープウェイの駅などにあります。歩いている途中にはないことが多いので、歩きはじめる前に済ませておきましょう。

雪や風の日はどうなりますか?

多少の雪なら実施します。強風のときは、中止になることがあります。荒天の予報のときは、コースを変えるか中止にするかを前日までに一度ご連絡します。当日の早朝に最終判断をお伝えすることもあります。

車でもバスでも行けますか?

車:中央道の諏訪ICから約25km(40〜50分)。北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅の駐車場は無料です。冬は、ふもとに雪がなくても、スタッドレスタイヤかタイヤチェーンが必要です。

バス:JR茅野駅西口の2番のりばから、アルピコ交通「北八ヶ岳ロープウェイ」行きで約60分。坪庭スノーシューにバスで来られる方は、午後の部がおすすめです。平日は帰りのバスが早く終わるので、お申し込みのときにご相談ください。最新の時刻はアルピコ交通でご確認ください。

雪の上に続く、うさぎの足あと
雪の上に続く、うさぎの足あと

坪庭スノーシューの半日(午後の部の例)

  • 12:30 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅(1,771m)に集合。ロープウェイで山頂駅へ(約7分)
  • 13:00 山頂駅(2,237m)で、スノーシューの付け方と歩き方の練習
  •   雪の坪庭をスノーシューで一周。雪遊びや自然観察も(歩く時間は約1時間)
  • 15:00 山頂駅からロープウェイで下山
  • 15:30 山麓駅で解散

午後の部は、山麓駅で昼食を済ませてから集合するのがおすすめです。冬は、レストラン「こまくさ亭」(土日のみ)や、冬季限定の AIN SOPH. ripple があります。

ガイドのひとこと|冬の坪庭で見てほしいもの

  • 八ヶ岳ブルー:冬は、「八ヶ岳ブルー」と呼ばれる真っ青な空がいちばんきれいな季節です。晴れた日は、ぜひ空を見上げてください
  • エビのしっぽ:風によってできる、木や岩についたおもしろい形の氷。その名のとおり、エビのしっぽのような形をしています
  • 白銀の世界:夏に来たことがある方も、同じ場所とは思えないほど、一面が白い世界に変わります
雪をまとった木々と、遠くの山並み
雪をまとった木々と、遠くの山並み
冬の北横岳の山頂から見る山並み
慣れてきたら、次は冬の北横岳の山頂へ

はじめての雪山は、少人数・ゆっくりのペースで。スノーシューの付け方から一緒に確かめます。

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