



こんな方に来てほしい
「山登りは体力が心配で、急な坂道で周りに迷惑をかけてしまうかも」と、一歩踏み出せずにいる方にこそ選んでいただきたいコースです。確かに縞枯山への登りには、大きな岩がゴロゴロと重なる急な斜面(急登)が待ち受けています。
しかし、急いで山頂に立つ必要はありません。息を切らして一気に登るのではなく、立ち止まって足元の苔を眺めたり、風の音を聞いたりしながら、一番楽なペースで進みます。歩くスピードはあなたが決めていい。その全肯定の安心感の中で、信州の深い森に身を委ねてみてください。
縞枯山・茶臼山の概要
北八ヶ岳のロープウェイを降りて広がる「坪庭」から、縞枯山と茶臼山の二つの頂を目指します。このエリアの象徴である「縞枯(しまがれ)現象」は、針葉樹が帯状に枯死と再生を繰り返す不思議な景観です。山頂付近は比較的平坦で、茶臼山の展望台からは、天気が良ければ南アルプスや中央アルプスの山並みを望むことができます。
このコースでおすすめしたい3つのポイント
1. ロープウェイで標高2,233mの世界へ
登りの一番きつい部分を文明の利器に頼ることで、標高が高い場所特有のひんやりとした涼風を登り始めから感じられます。体力を温存した状態で、高山帯の植生や空気の変化を味わいながら歩き始めることができます。
2. 急登の先にある「縞枯現象」の観察
岩場の急な坂道をゆっくりと登り切ると、白い骨のように枯れた木々と、その足元で出番を待つ青々とした幼木が姿を現します。森が数十年、数百年の時間をかけてゆっくりと入れ替わっていく、静かな循環を間近で見ることができます。
3. 岩の上で過ごす自分だけの時間
茶臼山の展望台は、大きな岩が重なり合った天然の特等席です。遮るもののない空の下、岩の温度や風の匂いを感じながら、ただ静かに過ごす時間は、日常の慌ただしさをリセットしてくれます。
ガイドと歩くと、何が変わるか
森の景色を眺めるだけでなく、地面の下で起きている「分解」の営みに目を向けてみましょう。これは、私が日々の農作業で野菜くずを堆肥に変え、土を作っていく感覚と繋がっています。
倒れた木が微生物に解体され、しっとりと黒い土に還り、それが次の命の苗床になる。華やかな花の裏側にある、泥臭くも力強い森の仕組みを、暮らしの視点からお話しします。
ガイド 比留間わが家の畑では、枯草や野菜の芯を土に埋めて堆肥を作ります。この森も巨大なコンポストのようなものです。倒木が苔に覆われ、ボロボロに砕けて土に混ざっていく。その「腐る」という工程があるからこそ、次の世代が芽吹けます。綺麗事ではない、自然のたくましい循環を一緒に感じてみませんか。
季節の様子
- 春〜初夏(6月〜7月): 岩場の隙間でコケモモが小さな花をつけます。梅雨時期の苔は水分をたっぷり含み、一年で最も鮮やかな緑色を見せてくれます。
- 夏(8月): 下界の暑さが嘘のような涼しさです。縞枯山の広大な笹原が風に揺れ、サラサラという心地よい音が森に響きます。
- 秋(9月〜10月): ナナカマドが赤く染まり、厳しい冬に備える森の静かな熱気を感じます。空気が澄み切り、遠くの山々がより近くに見える季節です。
- 冬(12月〜4月): ※本ページは夏山の案内となります。(積雪期はスノーシュー等を用いた雪山ハイキングが楽しめます)
コース概要
| 項目 | 詳細 |
| ⛰ コース | 縞枯山・茶臼山(周回) |
| 📏 歩行距離・標高差 | 距離:5.5km / 累積標高差:360m |
| ⛺️ 最高地点 | 2403m |
| ⏱ ツアー所要時間 | 約4時間半 ※標準タイムは3時間ほどのコースですが、ゆっくり歩き、植物の観察や休憩を楽しみながら進みます。 |
| 📅 実施期間 | 4月下旬〜11月 |
| 💪 体力・難易度 | 体力(コース定数):🟡10(中級) 難易度:★☆☆☆☆ 軽い運動習慣がある方 週1回程度のウォーキングや軽いスポーツをしている方向け。 ▶︎ 体力・難易度について詳しくはこちら |
| 👥 定員 | 6名 |
| 📍 集合 / 解散 | 北八ヶ岳ロープウェイ 山麓駅 |
| 💰 参加費 | ¥16,000(大人)/ ¥8,000(子ども)※ガイド料のみ / 実費別途 ▶︎ お支払い方法・キャンセル規定はこちら |
| 🛡️ 保険について | 万が一に備え、山岳保険へのご加入をお願いしております。 ▶︎ 山岳保険に関してはこちら |
所要時間:約3分
当日の流れ(例)
- 09:30 北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅 集合
- 10:00 山頂駅出発(登山開始・時計回り)
- 11:15 縞枯山 展望台(自然観察と休憩)
- 12:15 茶臼山 展望台(昼食・パノラマ展望)
- 14:30 ロープウェイ山頂駅 到着
アクセス方法
- 公共交通機関: JR茅野駅から「北八ヶ岳ロープウェイ」行きバスに乗車し、終点下車(約60分)。
- 車: 中央自動車道「諏訪IC」から国道152号、ビーナスライン経由で約50分。
- その他: 茅野駅からの送迎については事前にお問い合わせください。
装備リスト
- トレッキングシューズ(または足首を保護できるしっかりとした運動靴)
- レインウェア(上下)
- 防寒着(標高が高いため、夏でも必ず持参してください)
- 帽子
- 飲み物
- 昼食・行動食
- ザック(20L前後)
※装備に関して詳細はこちら
注意点とよくある質問
注意点
- 縞枯山へ向かう斜面は、なかなかの急登です。足元をしっかり確認しながら、焦らずゆっくりと登りましょう。
- 標高2,400mの稜線は、天候が急変すると非常に寒くなります。晴天予報でも防寒着は必須です。
よくある質問
Q. 縞枯山の登りが急だと聞いて、登り切れるか不安です。
A. 確かに岩が連続する急な坂道ですが、ガイドが歩幅を極端に小さくし、息が上がらないペースを作ります。「休みたい」と思った時は、いつでも声をかけてくださいね。
Q. トイレは途中にありますか?
A. ロープウェイの駅にあるのみです。登山道に入るとありませんので、余裕を持って済ませておきましょう。
所要時間:約3分
ご予約の前に
お支払い方法(クレジットカード対応)やキャンセル規定、
必須となる山岳保険のご案内は、事前にご確認ください。
日程が決まっていなくても大丈夫です。
まずはお気軽にご相談ください。
