



こんな方に来てほしい
山小屋に泊まってゆっくりと森の中を歩きたいけれど、コースタイム通りに歩けるか不安に感じている方。普段からウォーキングなどで体を動かしているものの、急な登りや長時間の行動には自信がない方。
本コースは1泊2日をかけて、北八ヶ岳の森を縦走します。1日あたりの歩行距離を抑え、立ち止まって苔や樹木を観察する時間を長くとっています。歩くペースはお客様に合わせるため、息を切らして山頂を目指す必要はありません。
北八ヶ岳縦走の概要
渋の湯を出発し、高見石から白駒池を経て、茶臼山、縞枯山と北八ヶ岳の主要な森を抜けるルートです。針葉樹と苔が覆う鬱蒼とした森から始まり、標高が上がるにつれて縞枯現象が見られる特異な植生へと変化します。火山岩がゴロゴロとした地質であり、倒木が土に還る過程を間近で観察できるエリアです。
このコースでおすすめしたい3つのポイント
1. 白駒荘に泊まることで味わう、“静けさと時間”の体験
白駒荘では、山小屋とは思えない食事の充実度と、落ち着いた空間でしっかり休めます。
そして一番の魅力は、時間帯によって変わる白駒池の表情です。
夜は星空が湖面に映り、朝は静まり返った水面が広がる。
日帰りでは通り過ぎてしまう場所に「とどまる」ことで、
静けさや空気の変化まで含めて、じっくり味わえる1泊になります。
2. 北八ヶ岳らしい、森と稜線をつなぐ歩きごたえのある縦走路
麦草峠から茶臼山、縞枯山へ。
苔に覆われた森を抜け、徐々に標高を上げていくと、茶臼山への登りではしっかりとした登り応えがあります。
登りきって稜線に出ると、視界が開け、空と風を感じる開放的な区間へ。
縞枯山周辺では立ち枯れた木々が広がり、北八ヶ岳らしい独特の景観が続きます。
楽なだけのコースではないからこそ、最後にロープウェイへたどり着いたときの達成感はしっかり残る。
「ちゃんと歩いた」と実感できる縦走です。
3. 雨の日でも歩ける柔軟なルート設定
2日目は茶臼山や縞枯山を越える起伏のあるルートですが、天候が悪化した場合や体力の消耗が激しい場合は、森の中をなだらかに進む五辻経由のコースへの変更が可能です。状況に合わせて無理のない歩行計画を立てられます。
ガイドと歩くと、何が変わるか
同じ道を歩いていても、見えるものが少し変わります。
景色や花だけでなく、足元や森の変化に目を向ける時間が増えます。
倒木の朽ち方や苔の広がり方、森の更新の様子を、その場で確認しながら進みます。
ただ通り過ぎていた場所に気づけるようになると、同じコースでも感じ方が変わる。
歩くスピードは大きく変わらなくても、内容の濃さが変わるのがガイドと歩く時間です。
ガイド 比留間麓の我が家の畑で微生物が分解して土に変わっていく過程を毎日実感します。この北八ヶ岳の森も、実は全く同じ仕組みです。苔の下をよく見てみると、表面は木の形をしていても、中身は菌に分解されてスポンジのようにスカスカになっている倒木がたくさんあります。ただの風景としてではなく、森を「巨大な堆肥の山」として観察すると、歩くのがもっと面白くなりますよ。
季節の様子
梅雨(6月)
北八ヶ岳の苔と新緑が一気に勢いづく時期。
雨で水分を含んだ森は、色も質感も最も豊かになります。
装備を整えれば、あえてこの時期に歩く価値があるコンディションです。
夏(7月〜8月)
下界が猛暑でも、標高2,100mの森の中は別世界の涼しさ。
緑が濃く、晴れ間も多いため、縦走路をしっかり歩きたい方に向いたシーズンです。
秋(9月〜10月)
ナナカマドやダケカンバが色づき、森の雰囲気が大きく変わります。
落ち葉が積もり、歩いたときの感触もやわらかくなります。
冬へ向かって静かに変化していく森を感じられる時期です。
冬(12月〜4月)
※本ページは無雪期(夏山)のご案内です。
積雪期はスノーシューを使った雪山ハイキングとしてご案内しています
コース概要
| 項目 | 詳細 |
| ⛰ コース | 渋の湯〜高見石〜白駒池〜白駒荘(宿泊)〜麦草峠〜茶臼山〜縞枯山〜北八ヶ岳ロープウェイ |
| 📏 歩行距離・標高差 | 距離:10km / 累積標高差:865m |
| ⛺️ 最高地点 | 2403m(縞枯山) |
| ⏱ ツアー所要時間 | 1日目:約4時間、2日目:約5.5時間 ※標準タイムは1日目3時間・2日目4時間ほどのコースですが、ゆっくり歩き、植物の観察や休憩を楽しみながら進みます。 |
| 📅 実施期間 | 6月上旬〜10月下旬 |
| 💪 体力・難易度 | 体力(コース定数):1日目🟡10 /2日目🟡12(中級) 難易度:★★☆ 軽い運動習慣がある方 週1回程度のウォーキングや軽いスポーツをしている方向け。 ▶︎ 体力・難易度について詳しくはこちら |
| 👥 定員 | 4名 |
| 📍 集合 / 解散 | 集合:9:15 茅野駅改札前 / 解散:16:00 茅野駅 |
| 💰 参加費 | 1泊2日:¥35,000(大人)/ ¥17,500(子ども) ※ガイド料のみ / 実費別途 ▶︎ お支払い方法・キャンセル規定はこちら |
| 🛡️ 保険について | 万が一に備え、山岳保険へのご加入をお願いしております。 ▶︎ 山岳保険に関してはこちら |
当日の流れ(例)
【1日目】
09:15 茅野駅改札前 集合・ご挨拶
09:40 路線バス乗車(※平日はタクシー利用)
10:32 渋の湯 到着・準備
10:50 登山開始
12:00 苔の観察・昼食休憩
14:00 高見石で展望と休憩
15:30 白駒荘 到着(宿泊)
【2日目】
07:00 白駒荘 出発
08:00 麦草峠
10:00 茶臼山周辺で自然観察
12:00 縞枯山 到着・昼食休憩
14:00 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅 到着・下山開始
14:55 路線バス乗車(※土日は15:45発)
16:00 茅野駅 解散
アクセス方法
公共交通機関:JR中央本線 茅野駅に集合し、ガイドと共に路線バスまたはタクシーで登山口へ向かいます。(行き:茅野駅9:40発 奥蓼科渋の湯線 渋の湯行き ※平日はタクシー利用)
車:茅野駅周辺の有料駐車場をご利用ください。登山口と下山場所が異なるため、駅に車を停めてバス等の公共交通機関を利用します。
その他:バスの時刻は季節や曜日により変動するため、事前に最新の時刻表をご確認ください。
装備リスト
- トレッキングシューズ(足首を保護できるしっかりとしたもの)
- レインウェア(上下セパレートタイプ)
- 防寒着(フリースやダウンなど)
- 帽子
- 飲み物(1日あたり1.5L程度)
- 昼食・行動食(2日分の行動食、1日目の昼食)
- ザック(20〜30L前後)
- 着替え・洗面用具(宿泊用)
※装備に関して詳細はこちら
注意点とよくある質問
注意点
- 2日目は岩がゴロゴロした歩きにくい箇所や急な登り下りがあります。足元に注意し、ペースを落として確実に歩くことが重要です。
- 天候の急変により、風雨が強まることがあります。2日目のルートは、状況に応じて森の中を通る五辻経由のコースへ変更し、安全を優先します。
よくある質問
Q. 2日連続で歩けるか、体力に自信がありません。
A. 1日の歩行距離を短く設定し、途中で何度も休憩や観察の時間を取ります。ガイドがお客様の呼吸や足取りを見ながらペースを調整するため、無理なく歩くことができます。
Q. トイレは途中にありますか?
A. 1日目は渋の湯、高見石小屋、白駒荘などの山小屋にトイレがあります。2日目も麦草峠の公衆トイレやロープウェイ駅が利用できます。各トイレは協力金が必要なため、100円硬貨を複数枚ご用意ください。
ご予約の前に
お支払い方法(クレジットカード対応)やキャンセル規定、
必須となる山岳保険のご案内は、事前にご確認ください。
日程が決まっていなくても大丈夫です。
まずはお気軽にご相談ください。
